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40代「運動すること」についてあらためて考えてみた

運動すること、についてあらためて考えてみた。

入院手術そしてリハビリ(現在進行中)をして、あらためて「運動すること」について考えてみた。

今回の私の手術は「反復性肩関節脱臼修復術」というもので、14歳の頃に初回脱臼をしてから30年以上の案件。必ずしも手術をしなくてはならないわけではなかったわけですが、オペした理由は2つ。

クセになってしまった右肩の脱臼(自分で修復できず)が寝返りや後ろにあるものを取る、といった日常生活でも起こるようになってしまっていて、その度に痛みがあること、そして「またいつ肩が外れるかわからない」という恐怖があったこと。その二つをなくすことが一番の理由。

そしてサーフィンや山登りなど、もしその状況で肩が外れたら命に関わるようなリスクをできる限り少なくすることがふたつ目の理由。つまり残りの人生、まだまだ遊びたい、っていうのもありました。

それなら何十年も待たずにさっさとやればよかったと思われるかもしれませんが、脱臼って脱臼時と修復時はものすごく痛いんですが、はまった途端に激痛があっという間におさまって、なぜか気分が外す前よりあがっちゃうという…

さらに数週間すると痛みもほぼなくなり可動域も以前と同じように戻るので、「いまでなくていいか」と先延ばししてきちゃってました。

でもこれからの数十年の人生を安全、かつ楽しむための基盤づくりをするための今回の決断だったといえます。

さて今回の私のような整形外科的なオペのほかにも、40代以上になると内臓疾患や癌などの病気で入院、手術をする人の数もぐんと上がります。

早期発見であれば現代の西洋医学をもってすれば回復することも多く、あらゆる疾患において、保存療法に加え外科的手術を選ぶ人も増えてくると思います。

普段から運動することが入院、手術時、そしてリハビリの過程においてとても大事だなぁと感じたので書いておきます。

運動しておくことが入院時のメリットとなる理由のひとつ目は、オペ前後の身体の動作がスムーズにできてストレスが少ないこと。

全身麻酔の場合、術前、術後しばらくは点滴がチューブで繋がれます。寝る時も食事の時もトイレに行く時も一時的に身体が不自由に。毛布をかけるにも、水を飲むにも動きが制限されます。起き上がるにも術部に負担をかけないように腹筋を使って(お腹の手術をしたら腹筋をなるべく使わないように)上体を起こす必要があります。

そんな時にはやはり、普段運動習慣があって身体の使い方に慣れていることがキーになると思いました。ただでさえ、痛みがあって身体が動かしづらい状況は誰にとってもものすごくストレスです。

飛んだり跳ねたりするわけではないですが、痛みを避けながら他の部位を動かす力があるととてもよいです。これは普段、意識的に身体を動かす練習=運動、をすることである程度鍛えられます。

そして二番目はリハビリが順調にスタート、そして継続できる点。

術後や安静が必要な期間はゆっくり眠ることがリハビリです。

ですが、患部にも内臓を含めた患部以外の臓器や器官のためには、なるべく早くリハビリテーションをすることが大事です。

いまは病院も痛み止めや麻酔を使って、できる限り痛みや炎症を抑えながら「食べる」「眠る」など身体の機能回復に必要なことを優先させるようにします。私もこの考えには賛成です。

とはいえ、傷がついた身体の一部に痛みがあるのは当然で、活動量が減って体力が落ちることは普通に起こります。

そんな時に、「あーあダメだな」ではなく「昨日できなかったことが今日はできた!」と思えたらリハビリも頑張れます。

これには過去の成功体験がとても役に立ちます。それはスポーツやトレーニングで経験することができると思います。

競技に打ち込むことで記録が伸びたり、トレーニングをすることでだんだん自分の身体が変化して強くなることを知っている人は、少し辛いリハビリにもポジティブに取り組むことができます。

40代からの運動はダイエットや気分転換のほかに、病気やけがをした時にいち早く回復して元気になることにとてもとても役立つ、ってこと、をわたしも今身をもって実感してます。 

             kazuko      

                                           

#反復性肩関節脱臼 #リハビリ#運動

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