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まおコラム 読むクスリ No.1 2022.02.07

【まずは自分と向き合う】

・朝から何となく怠い
・呼吸が浅いと感じる
・気分がアプダウンしやすくなった
・痩せにくく太りやすくなった
・寝つきが悪くて眠りが浅い
・偏頭痛に悩まされることが多い

こんな症状を感じたことはありませんか?「ゆらぎ世代」と言われる、閉経が起こる前後の5年間、年齢的には45歳ぐらいから55歳ぐらいまでに女性に良くある症状です。50歳前後だけど全くこんなこと感じたこともない!という方もいらっしゃいますし、30代後半だけど、全てあてはまる!という方もいらして、個人差がとても大きいと思います。

40代に入ると卵巣機能の働きが少しずつ落ちてきて、半ばあたりから機能低下がはっきりしてきます。その結果、女性ホルモンの一つ、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減ってきて、やがては分泌されなくなります。このエストロゲンの変化が、のぼせ、ほてり、発刊やイライラといった症状につながります。エストロゲンは妊娠や出産、女性らしいカラダをつくるといったはたらきのほかに骨密度を維持する、コレステロールを下げるなど、沢山の働きを持っています。そのため、エストロゲンの分泌がなくなると、骨粗しょう症や高血圧、肥満、がんなどの病気にかかりやすくなります。

最近、なんとなく体調が悪いな、と思い始めたとき、まず自分と向き合い、いま身体の中で何が起きているのか知ることがとても大切です。人は、ネガティブな変化があったとき、どうしても現実から目を背けたくなるものです。

でももし、真っ暗闇のなかに何も持たず、裸足で歩いていることを想像してみてください。急に大雨が降ったり、雷が鳴ったり、車が飛び出してきたりしたらどうでしょう。怖くて不安でたまらないですよね。では、今自分が居る場所がわかっていて、これから起こることもある程度予想できたらどうでしょうか。雨が降りそうだから長靴を履く、傘を持ってでかける。心の不安も不快な気持ちも半減するのではないでしょうか。

自分の身体に起きていること、これからどうなっていくか知ること、はこれと同じことです。なんとなくイライラする、なんとなく不調だ、の原因を知って、対処法をいくつか知っていると生きるのがとても楽になります。私自身も、今年48歳を迎えゆらぎ世代真っ只中。体力も体型も若い頃とは違います。ただ、知識と経験は、増えました。快適に楽しく歳を重ねるためには、正しい知識が武器となります。あとはとにかく実践する。そして、続ける=習慣化すること。

これからも、栄養・ストレッチ・腸活・運動・マインドフルネスなど、ゆらぎ世代の皆様に、役立つ情報を色々な形で発信していきたいと思います。まずスタートは、「自分と向き合う」ここがしっかりできれば、あとは必要な情報をキャッチして実践するだけ。年齢に抗うことなく、楽しく美しく歳を重ねていけるお手伝いができますように。

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